vol.63 勉強は7時48分から、 片付けは勉強の後で。

夕食を食べ終えて時計を見ると7時48分、8時から勉強しようと思って部屋へ行く。まだ時間がちょっとあるのでマンガ本やケータイを手にする。

ふと我に返ればぎぁー8時39分、しょうがない9時から、といった経験。または、さあ勉強しようと勇んで部屋に入ったが、普段はまず気にならない部屋のちらかりぶりが目に付く。せめて机の上ぐらいはキレイにしてからしようと思い片付け始める。

時計を見ると10時過ぎ、ひと息つこうと思い、手にしたのが中学の卒業アルバムや文集といった何もこんな時に見る必要のない物。思わず見込んでしまい、もう11時過ぎ、今日は寝て明日からやろう…なんて経験はみんなにも1度や2度はあるでしょう。人間は誰しも弱いものです。

イヤなものは後回しにしがちです。ここでアドバイスです。夕食が7時48分に終わったなら間髪を入れずに勉強を開始することです。「あぁ勉強か。」なんて考えるとやりたくなくなるので、何も考えずすぐ始めましょう。

本の音読や英単語覚えといった“軽いもの”から入るのがコツです。最近こういったことを推める本なども目にしますが、これは私が2浪目の追い込み時期、人生で一番勉強したときに無意識に始めたことです。

今春、娘が浪人(もちろん会津学院で)を経て大学に合格しましたが、春に1度浪人生全員の前でこのやり方を言った程度でしたが、夏以降勉強に身が入り出した頃には自然とこれを実践していました。それと、片付けは勉強が済んでからでも遅くありません。勉強嫌いの人は今日から試してみて下さい。結構いいですよ。
つづく

vol.62 楽しい高校生活スタートのために 〈新高1へ〉

このコラムで何度も書いたことですが、私の高1、1学期の成績は360人中356番で、赤点4つは学年トップタイでした。そればかりか、1年の学年末には359人中358番(1人入院していたという噂あり)という“輝かしい”成績を記録しました。今となってはネタになっていて結構重宝していますが…。その後の不努力のせいもあって、高校時代は300番台の帝王でした。

最初は恥ずかしかったこんな成績も慣れてしまえばそれほどのことではなくなっていきました。でも今振り返れば、進学校であったためか常に成績のことはどこか頭の片隅にあり、他のことでどんなに楽しくても、いつも“何かがひっかかっているような気分”が付きまとい、充実した高校生活を送れたとは必ずしも言えませんでした。

高校生活を楽しむためには、友人や部活動もとても大切ですが、特に大学進学を視野に入れている生徒にとっては勉強も外せません。悪い成績より良い成績の方がいいに決まっています。ここで新高1にアドバイスです。5月20日頃にある最初の定期試験に全力を尽くして下さい。

高校入学したての今が最も高校内の学力差が小さい時なので、トップになるのもビリになるのも一番“簡単”なのです。誰もが学年280人または240人中3位、7位、11位といった順番の方が268位、231位などの順位より望んでいることでしょう。最初にとった成績は思ったより固定しがちです。ここが踏んばり所です。

P.S.会津学院の新1年会津高・葵高コースは、楽しい高校生活スタートのために万全の体制で定期試験をはじめとした学習対策をしています。興味のある方は御一報下さい。つづく

vol.61 プレッシャーについて

お正月にTVで見た人も多いと思いますが、今年の箱根駅伝では会津出身の選手が活躍しました。早稲田の優勝に大いに貢献した猪俣選手(聞いた話では彼は大学受験の時、センター日本史が満点だったそうです。)をはじめ、神奈川大の高久選手(彼はなんと会津学院出身です。夢が叶いましたね。)山梨学院の山口選手(私と同郷です。)です。

彼らのような長距離選手は月間800~1,000kmも走ることがあります。なんと1日平均25km~30km以上!!!!!! これに比べれば受験勉強などどうということはないように思われます。(思いましょう。)

それに、彼らにかかるプレッシャーはとてつもなく大変なものだと思います。大学受験にかかるプレッシャーなんて駅伝のそれの足元にもおよびません。なぜなら、駅伝選手個人の成績がチームの他のメンバーに影響をおよぼしてしまうからです。

仮に自分のセンター試験の点数がクラスメートの大学の合否に関係すると考えたら彼らのプレッシャーの凄さが少し分かるかもしれません。そうは言っても受験にプレッシャーや不安はつきものです。それは自分だけでなくみんなが感じているものだと割り切ってやるしかありません。

それと、不安があるならその不安を紙に書き出せば成績向上に繋がるという最新の研究結果がアメリカで報告されたそうです。いずれにせよ、あともう少し。健康第一で頑張ろう。

追伸、今年もセンター試験(12年連続14回目)を受けてきました。(つづく)

vol.60 センター試験

いよいよ明日がセンター試験ですが、今日と明日へのアドバイスをしたいと思います

今日
①受験グッズ(受験票、筆記用具、時計、参考書、ティッシュ等)をかばんに入れておく。
②いつも通り勉強して、いつもの時間に寝る。
③寝つけなくても大丈夫。(体を横にしているだけで寝ているのと同じぐらい体が休まるそうです。)

明日〈試験前〉
①試験開始3 時間前( 6 : 3 0 頃)には起床する。
②教室は思ったより寒い場合があるので対策をする。
③試験1時間前ぐらいまでには着くようにする。
④試験の前、休み時間はひたすら次の時間の科目の勉強をする。
⑤トイレは必ず行っておく。
⑥緊張している場合は自分より緊張している人を探す。

〈試験中~後〉
①わからない問題は後回しにしてまず出来る問題を見つけそれからやる。
②常に時間をチェックしながらやる。終了時間を勘違いしない。
③インスピレーションを大事にする。(迷った時は直さない)
④時間いっぱいまで全力を尽くす。
⑤休み時間に答えあわせをしない。2日目がある人は1日目の答えあわせをしない。

以上のことを心がけてリラックスして試験に臨んで下さい。私も受験を予定しています。興味のある人は探し当てて下さい。みんな、がんばろうね!!

vol.59 高校1年生、英語を勉強せよ!!

高1の英語、特に英文法は非常に重要です(細かくやりすぎるのも問題なのですが…)。大学進学を考えている人にとっては、人生を左右するといっても言い過ぎではない程です。大学入試には文系、理系を問わず英語が必要です。

その入試に出題される英語(長文や英作文等)が出来るようになるためには英文法の知識が不可欠なので、高1でつまずくと英語が出来ない⇒入試に成功できないという図式になってしまうからです。

直近の定期試験でグラマー(高校によってはOC)の点数が60点以下であるならば、黄色信号です。このままだと英語が本当に苦手科目になってしまいます。解決策はもちろんあります。勉強すればよいのです。

ただし、やり方があります。どんな科目にも当てはまる事ですが、苦手科目というのはその科目に接している時間が圧倒的に短く、その結果それに関する知識が少ない場合がとても多いのです。そういった状態で何かを理解しようとしてもなかなか簡単にはいきません。じゃあどうすればよいのでしょうか。

答えは音読です。とりあえず難しく考えないで何度も繰り返す事です。教材は高校で使っているグラマーのテキストが最適です。テキストの終わりの方に基本例文が日本語と英語で書かれています。これを使ってまず英語⇒日本語が出来るかを確認します。分からない場合はその単元が説明してあるページに戻って確認して下さい。

それでもよく分からない時はそのままでOKです。何度か音読して慣れてきたら日本語⇒英語が出来るようにするために、さらに読み込みます。最終的には日本語を見て英文が口で言えるようにします。しばらく覚えるまで書く必要はありません。これがコツです。また細かい点(冠詞、前置詞など)をあまり気にせず覚えてしまって下さい。

この状態になれば、改めてテキストの解説や参考書を読んだり、学校の先生の話を聞けば以前と比べものにならないほど理解出来るはずです。もうすぐ冬休みなので、それを利用してやってみれば良いでしょう。かなり英語が出来るようになります。

ただし、言うのは簡単ですが、実際に1人で実行するのは結構大変です。そういう人は塾等を利用するのも一つの手です。早速今日から始めましょう。
(つづく)

vol.58 受験勉強は役に立たない!?

「サイン、コサイン、タンジェントなんてわからなくても生きていける」「古文、漢文を知っていても今の社会では何の役にも立たない」よく耳にする言葉ですが、私も全くの同感です。

私は主に英語を担当していますが、英語でさえ世間で言われているほど必要だとは思いません。一体英語を知らないからといって生活できない、つまり仕事にならない人は世の中にどれ程いるのでしょうか。

少なくとも私の周りには中高の英語の先生を除けば皆無といっていいくらいです。(都会にはもう少しいるかもしれませんが)変な英語神話は考えものです。ただし、(ここからが本題!!)だからといってこれらを勉強しなくてもいいという訳ではありません。

その理由は、大学進学を目指す人達には入試にこれらの科目があるということもありますが、もう1つ大切な事はこれらを勉強していく過程で身に付く事です。分かりやすいように箇条書きにします。

①我慢強さ(忍耐力、自分を律する力)
誰にとっても勉強(特に苦手科目)は楽しい事ばかりではありません。それに今の高校生にはゲーム、ケータイ、ネットと勉強よりはるかに楽しい事があります。数多い誘惑に負けずに、やりたくない気持ちを我慢して勉強をするということは結構大変な事であり、強靭な忍耐力がつくことは間違いありません。

②計画性、戦略的思考、要領の良さ
大学受験は難易度の高さ、範囲の広さ、深さ、どれをとっても高校受験の比ではありません。受験勉強を成功させるためには、計画をしっかり立て、何をどうやれば最も効率良く勉強ができるのかを考え、そして実行に移さなければなりません。受験勉強でこのようなスキルを身につける事ができます。

③広い視野
英語長文や国語では断片的ではあっても古今東西の様々な文学作品や評論文やエッセーなどを読む事になりますし、地理や現代社会では今の世界を、日本史や世界史では過去の世界を知る事になり、確実に視野が広がり物事を多方面から考える事ができるようになります。

その他、勉強を教えあう事による協力・協調性など受験勉強で身に付くものは多数あります。これらはどう考えても社会に出た時に必要不可欠なものばかりです。かなりの時間を受験勉強にあてなければ入学できない難関大学が就職に強いのは「ブランド」ではなくこのような要素が大きく影響している事は否定できません。

つまり受験勉強は大変役立つものなのです。
さぁ今日も元気に勉強に励もうぜ!!(つづく)

vol.57 大学へ行こう。

経済的に大学はムリ
…確かに大学はお金がかかるところ。

しかし大学を出なければなれない、またはほぼなれない職業(医師、教師、弁護士、大卒を入社条件にしている多数の企業や公務員等)もあります。

自分で起業すれば学歴は要らないだろうと思っても、本田宗一郎や松下幸之助の時代とは違い、高度化する社会を反映してか現代の起業家は高学歴(楽天・三木谷社長…一橋大、ユニクロ・柳井社長…早稲田大)の方々が多いのが現状です。

じゃあどうすれば…世の中調べてみるものです。色々作戦はあるようです。
少しこの紙面で紹介してみます。

【授業料がかからない大学】

●自治医科大学
卒業後、自治体が指定した病院に9年程度勤務すれば、授業料がかからず医者になれる大学です。経済的に大学はムリ…確かに大学はお金がかかるところ。

●防衛医科大学校
公務員身分になるので授業料がかからないばかりか、月給(約11万)さらにボーナスまでもらえて医者になれます。

●神奈川大学
給費生入試で合格すれば、4年間で最大720万の返還義務がない給付金があります。

●気象大学校
公務員身分で授業料はなく、月給(約14万)にボーナスもでます。卒業後は気象庁に勤務できます。

その他には私立大医学部のような高い授業料でもある条件を満たせば奨学金を支給してくれる自治体や団体があります。

また各大学の独自の奨学金制度や、国、自治体等の奨学金とアルバイトを組み合わせれば、親の仕送り等がなくても十分大学に進学できます。
ほとんどの大学には入学に際しての年齢制限がないので、何才になっても入学はできますが、やはり何事にも“旬”というものがあります。

大学はやはり高校卒業後間もなく入学するのがベストです。それをのがしてしまえば、様々なことでとりかえしが困難になってしまいます。
経済的な面だけで大学をあきらめてはいけません。世の中なんとかなります。

vol.56 健康の大切さ

子供の頃からの食べ物に対する好き嫌いの多さのせいか、若い頃の不摂生のせいか、生まれ持った体質のせいか、仕事のストレスのせいか、はたまた気のせいかはわかりませんが、私はまぁ体調がよくありません。大袈裟にいったら腹などは365日、24時間痛いと言っても過言ではありません。(ちょっとオーバーかも。)

その上持病の高血圧の他、頭痛、肩こり、腰痛、背中痛、なども加わったりして本当にやっかいです。まるで病気の総合商社状態です。私は、症状が出るとすぐに医者に行き診てもらいます。ほとんどの場合特に異常はなく事無きを得るのですが、体調が良くないと、他のことが考えられなくなり仕事などにも影響が出てしまうこともあるので、今さらながら健康が第一だと再認識しているところです。(それでも晩酌は毎日ですが。)受験生にも同じことが言えます。

確かに今の時期勉強は大切ですが、健康を害してしまっては、勉強がしたくても出来なくなってしまいます。1月や2月に体調を崩したりしたら、最悪の場合受験が出来ないなんてことにもなりかねません。事実、過去にこのような状況になった生徒はうちの塾に限っても複数います。人ごとではありません。これから健康面での受験対策を私なりに列挙してみます。

①手洗い、うがいを徹底する。
…21世紀の世の中になってもこの2つは感染症予防の大黒柱です。

②11月中までにはインフルエンザ予防接種をすます。
…もう受験生の常識ですね。

③睡眠時間をしっかり取り、夜ふかしをしない、つまり早寝早起きをする。
…受験生が寝る時間を削って勉強すべきなんてことは幻想か時代遅れの発想。全くの逆効果です。

④食事でしっかり栄養を摂る。
…ダイエットは合格してからでも遅くない。

⑤くよくよしない。明るく前向きに考える。
…本当に大切なこと。病は気からです。

センターまで3ヶ月、まだまだ逆転可能です。
でもくれぐれも無理はしないように。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。(つづく)

vol.55 センター現代文を捨てるな

センター試験まであと99日。今回はセンター試験の現代文について書きます。「現代文が苦手だ」「勉強してもしなくても成績が変わらない」「勉強の仕方がわからない」といった声はよく耳にします。

現代文に手こずっている人は多いと思いますが、やり方次第で現代文は短期間で、それも大きく伸びる可能性があります。母国語なので当たり前ですが、英語と違って覚えることがほとんどないからです。(それでもある程度の語い力は必要です。大学受験生でも語い力不足の人が多いので、その場合は現代文用語集の類いに目を通せばよいと思います)用意する物はセンターの過去問です。

様々なセンター現代文のテクニック本がありますが、結局本文の内容が理解できなければ正答率は上がりません。評論文を読む時、英文を読む時と同じ様に主語、述語、目的語をしっかり確認し、修飾語を括弧でくくって読むくせをつけるだけで格段に読みやすくなります。また、日本語は英語ではほとんどありえない主語や目的語を省略する時があるので、その場合はそれを補って読む必要があります。

勝負は選択肢の吟味です。英語同様本文の内容が言い換えられて選択肢が作られています。その『言い換え』を見抜く事が高得点へのカギとなります。過去問を何年分も解いて全ての選択肢をチェックしてどのように正解、不正解選択肢が作られているかじっくり研究して下さい。

次に小説ですが、評論と比べると読み易いので「ナメ」がちですが、思った程点数が取れない人が多いと思います。評論同様小説も本文に根拠を求めなければなりません。それを徹底的に探しまくってから選択肢を選んで下さい。以上の事は分かっているつもりでも実際文章を読んでいるうちについ忘れてしまいがちです。

これらの事を意識して数多くの過去問にあたって下さい。センター現代文は必ず伸びます。捨ててはいけません。(特に理系の人)つづく

vol.54 中学3年生へ

会津学院は大学受験専門なので、いつもは大学受験に関する話題を中心に書いていますが、今回は中学3年生に苦手でもこれから間に合う高校入試英語必勝法を伝授したいと思います。

まずは中学1年の教科書と本屋さんで売っている教科書準拠のリスニングCDを用意しましょう。最初に英文を見て日本語訳を確認します。中1の内容なので苦手な生徒さんでも大丈夫だと思います。

次に教科書を見ながらCDを何回か聞き、その後でCDに合わせて音読して下さい。何度も音読することがコツです。毎日30分間これを繰り返して下さい。慣れれば30分で教科書一冊通す事が出来るでしょう。

この段階がクリアーできたと思った人は、今度は教科書を見て日本訳をノートなどに書いて正しく訳せているか確認して下さい。出来ていたらその日本語訳を見て、英文を書いてみて下さい。これが出来ていれば1年生の教科書は卒業です。2年生の教科書を使用して同じ作業をしましょう。

またそれがクリアー出来たら3年生の…といった具合にやって下さい。3年生用の教科書を仕上げた時点で高校入試に出題される、リスニング、作文、長文全ての対策になっています。後は模試や過去問で演習を積めば最低でも80%以上の高得点が望めます。

入試日まで毎日30分英語を音読し、残りの時間は他教科、特に点を上げやすい理科や社会にかけて下さい。志望高校がぐっと近づいてくるはずです。英語の神髄は高校に入ってからのお楽しみにとっておきましょう。まずは高校合格です。(つづく)