vol.4 勉強には生まれ持った才能が大いに関係しているのか

「A君は先生の説明を1回聞いただけでこの数学の難問がわかるなんてやっぱり数学の才能があるんだね。それにひきかえ私は何回聞いてもわからない。

数学の才能がないんだな。お父さんもお母さんも苦手だったって言ってたし」このような会話は誰でも1度はした事や聞いた事があると思います。この会話は要するに勉強には生まれ持った才能が大いに関係しているという事ですが、一体本当なのでしょうか?今回はこの事についての私見を書きたいと思います。

(あくまで大学入試レベル)ある教科がよく理解できるかどうかはそれまでにその教科についての知識がどれだけあるかが関係していると思います。(仮にこの知識量を経験値と呼ぶことにします)会話に出てくる「A君」と「私」の頭の中は下の図の様になっていると考えられます。

A君の頭は数学的分野の経験値が高い( 多い)ため外部からの数学的情報をきちんと受け取る事が出来ます。それに対し「私」の頭は数学的経験値が低い(少ない)ため、外部情報の大部分がすり抜けて頭の中に残りません。じゃ経験値はどうやって高める事ができるでしょうか。それはもちろん学習量を増やす事が第1ですが何も机だけの学習が経験値を高めるとは限りません。

A君の様な生徒は子供の頃、何かのきっかけで数学(算数)に興味を持ち始めたのだと思います。(算数のテストがよかった時親にすごく褒められた、「お父さんも数学が得意だったからお前もきっと得意になるはずだ」と言われた…等)興味を持つ事により自分周りにある様々な情報の中から特に数学的情報(雑誌、新聞、マンガ、テレビ、周りの大人等から)に目がとまり頭に経験値が蓄積されていきます。経験値が高くなるにつれ、理解しやすくなる⇒勉強をもっとやる⇒さらに経験値が高まる、といった好循環が生まれます。この様にして数学的経験値の高いA君はすぐ数学が理解でき、あまり勉強をしているように見えなくてもよく出来るという構図が出来上がります。

勉強に限らず興味があり経験値が高い分野の事はよく覚えられるという経験は誰にでもあるでしょう。逆に歴史的経験値においては「私」の方が高くA君よりよく出来るという事だってあるかもしれません。つまり少なくとも大学入試レベルにおいては生まれつきの才能は関係ないのです。

(ノーベル賞レベルの事は私の知るところではありませんが)世の中のお父さんお母さん、自分の不用意な一言によって子供がある教科、それどころか勉強自体を嫌いになってしまうかもしれません。

ウソでもいいから「お母さんは数学が得意だった」「お父さんに似てお前は英語ができるな」といった言葉をお子さんにかけましょう。「あなたが数学ができないのはお母さん譲りね」などとは口が裂けても言ってはいけません。ご用心ご用心!(つづく)

お問い合わせ
授業料・入塾について

授業料や・入塾について、その他ご不明な点がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。

会津学院 – 会津若松市の大学受験専門 予備校・進学塾 0242-28-7708
お問い合わせ・資料請求