vol.31 アリストテレスからの教訓

ある英文の1節に「実際は知らないのに知っていると考えることは重大な誤りだが、私たちはみなそれを犯しがちである。」というのがあって、その具体例として古代ギリシャの哲学者アリストテレスの話がありました。

彼は女性の歯は男性よりも少ないと考えていました。そんなことは自分の奥さんに歯を数える間、口を開いていてと頼みさえすれば間違いに気付くのに彼はそれをしませんでした。なぜなら彼は女性は男性より歯が少ないというこを知っていると思い込んでいたからです。偉大なアリストテレスでさえしてしまうのだから、私たちがこの誤りを犯さないわけがありません。勉強においての誤りもほとんどがこの種のものです。例えば東大は日本一難しい大学なので、問題も難しいと思っている人は多いと思います。でも実際に東大の問題を調べたことのある人は非常に少ないはずです。

実際英語は英文のレベルだけだったら東大より難しい大学はたくさんありますし、昨年の地理の問題では、黒潮、親潮、大陸棚といった小中学生の知識で解ける問題もありましたし、地方中小都市の中心商店街にはシャッター通りが目立つがその理由を60字で書けといった問題が出題されたこともあります。〈自家用車の普及によって郊外に広い駐車場を持つショッピングセンターに客を取られ、経営が苦しくなった〉ぐらい書けばよいと思います。こんな既に持っている常識で解ける問題があるのです。

何事もイメージや根拠のないうわさに振り回されず、自分でしっかり調べてみることです。せっかくアリストテレスが残してくれた教訓なのだから、うまく利用しない手はありません。(つづく)

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